これ、私と同世代の方々にはかなり関係があると思うのですけど、皆さまご存知でしたか?
厚生年金基金とは、かつて多くの企業によって実施されていた企業年金の1つで、国の厚生年金の一部を国に代わって給付し、さらに独自の上乗せ給付を行っていました。
厚生年金基金の加入者で平成26年3月までに加入期間がおおむね10年未満で中途退職された場合は、企業年金連合会(平成17年10月前は「厚生年金基金連合会」)にその原資と記録が移換され、将来企業年金連合会から年金が支給されます。(企業年金連合会webサイトより)
若い頃、勤めていた会社を退職する際に「厚生年金基金がありますからね」と説明を受けたのですが、当時は年金のことなんて薄らぼんやりとした認識しかなくボケーっと聞いていたのよね。
担当者部署の方は「みなさん忘れがちなんですけど、受給する年齢が近づいたら3階建ての部分を申請するってことだけ覚えててくださいね〜」と笑っておっしゃってました。
在籍していた会社の企業年金基金へ問い合わせてみた
だいぶ前に「企業年金の加入者へ向けた書類が宛先不明で返送されるケースが多く、年金支給に必要となる書類が該当者に届いていない」ということがニュースになった時期があったのです。
平成17年10月に今の「企業年金連合会」という組織に改組されたようなので、ニュースを耳にしていたのはこの時期だったのかも。
そのときは「私も退職後住所が変わったんだよなあ」とは思ったものの、家業と子育てに追われていて自分の年金なんて気にしているどころではなく放置。その後ときどき思い出しはするものの、なんとなく過ぎてしまっていました。
今年に入ってFPの勉強をしているうちに、国民年金・厚生年金は「老齢基礎年金」で基本的に同じものであって、それとは別に「企業年金基金」と呼ばれる3階建て部分があることを認識。
ねんきん定期便にはこの基金のことは記載されていないことに気づき、ようやく「これのことだったのか〜!」と気づいたのです。やはり住所変更のことも含めきちんと確かめてみなければ、と思うに至りました。
さてさて、どこへ問い合わせればよいの?
在籍していた事業所へ問い合わせるしかないのか…とも思ったのですが、退職して20年以上もたつのに気が引けて。
勤めていた企業本社のwebサイトを眺めてみたりしているうちに、自社企業年金基金サイトがあることがわかったのでまずはそちらへ問い合わせをしてみることに。
ところが、サイトからの問い合わせには加入者に割り当てられた番号か社員番号など、当事者に紐付いた情報の入力が必要。
大きな企業ともなると気軽に問い合わせもできいない大きな壁がこんなところにも…とガーンとなりつつ、なんとか当時の社員番号を思い出して入力して突破。
問い合わせフォームを通して「退職時とは住所が変わったのでそちらで手続き対応していただけるのか」という内容で送信したところ、その日のうちにメールで返信がありました。
当基金では、加入期間15年未満の退職者(中途脱退者といいます)の年金は、通算センターである企業年金連合会に移換しており、年金は企業年金連合会から支給されます。
支給開始手続・住所変更等の諸手続きは企業年金連合会にて、お手続き頂きます様お願い申し上げます。
あらあ、そういうことなのか。もはやこの会社になんの関わりもない私に丁寧な回答をいただいてありがとうございます。
【企業年金連合会】で自分の登録情報を検索
早速「企業年金連合会」とやらのwebサイトをチェック。
お次は自分の情報が登録されているのかどうかを検索です。入力フォーマットに基礎年金番号・氏名・生年月日を、結婚で姓が変わった場合は旧姓も入力します。
【企業年金連合会】からの回答、住所変更手続きと移管完了通知書の到着
翌日には記録が一致している旨のメールが届きました。
そのメールに住所変更手続や各種相談に対応している問い合わせフォームの案内があったので、そちらから改めて事情を記入して送信。
この問い合わせフォームを利用するには年金手帳・払込用紙に記載の基礎年金番号または厚生年金保険記号番号の入力が必須です。
3週間ほどで以下のような回答をいただきました。
記録を確認いたしました。
このたびご依頼いただいた住所変更については今回のメールにて承り、ご連絡いただいた住所を登録いたしました。
今後もご住所等に変更が生じた場合は、お手数ですが連合会までご連絡願います。
また、「年金の引き継ぎのお知らせ」(移換完了通知書と同様の書類)を発送する手配を行いました。到着までしばらくお待ちください。
数日後には、移管完了の通知を郵便で受け取り無事完了。あとは支給開始年齢になったら改めて手続きすれば良いわけですね。
年金生活へのカウントダウンを意識
長年うっすら気になっていたことがひとつ片付いてホッとしています。微々たる金額であっても、もらい損なうのは残念だからね。
年金生活へのカウントダウンが始まり、老後の心配事も日に日に具体的になっています。
半歩先を歩かれているお姉様方のブログを参考にしながら、心の片隅で老後のイメージを作りつつあるLEEでございます。
#企業年金基金
#企業年金連合会