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年度末恒例役員問題。地域のつながりについて思うこと。



この歳になると「問題」っていうほど大げさなものでもなくなってますけどね。


『おねが〜い、名前だけでいいから..』のお声がけを上手にかわせない私。小学校のPTAデビュー以来、ことあるごとにお役目を引き受けては足を洗えずにズルズルと。トホホ。


今のところは小学区単位の規模なのでそれほど大げさなものではありませんが、お姉様方が引退したり上部組織の役員に昇格(?)するにしたがって、最小単位チームの「長」「副」的な役割はひたひたと忍び寄ってきています。


自営業妻なのでお勤めされている方よりは時間の融通がきくので仕方ないかな..と半分諦めてはいますが、頭が痛いのはご多聞にもれず後継者問題。



人員確保が進まない我が地区では、役員名簿に名を連ねていてるメンバーは複数の組織で重複しまくりで高齢化もまっしぐら。


でもって、数少ない実働部隊はもうすぐ還暦に手が届く私が最年少..ってどうなのよ?


お子さんが中学〜高校生ぐらいになった40〜50代の層(まさに私が首を突っ込み始めた年回り)を徐々に増やさないといけない時期にきています。


かつてPTAなどで苦労を共にした面々に声をかけてみても、なかなか良い反応はもらえなくてね。強気に出られない私は「そのうち余裕ができたら協力してね..」って引き下がるのが常。


最近では、断り上手な人はどんなタイミングで声をかけても同じなんだよなあって気がつきました。







正直なことを言えば、私だって「こんな硬直化した組織に本当に意義があるのかしら?」と疑問に思うところもあるし「解散してもよくない?」の声も内部からは頻繁にあがるのですよ。


とはいえ地域内だけのことではなく、市・県単位の団体の下部組織ですからそう簡単にもいきません。また災害時への備えを考えると、目先の人員確保が難しいことを理由にバンバン失くしてしまって良いとも思えない。


12年前の震災でもそうでしたが、私の住む地域では水害が割と頻繁に起きるので地域の人と仲良くしておく大切さは身にしみています。



ゆる〜い繋がりでもOK。緊急時に顔を見知っている人が近くにいることの安心って実は大きいんだよね。





「そんなのやってられない」派の理由は、「時間ガ〜」「子供ガ〜」「仕事ガ〜」とわかりやすい。

一方「こういう仕組みは残すべき」派の理由はなかなかわかりにくくて、ことばで意義を説明してもなんとなく伝わりづらい。

失なってみないとなかなか気づかないけれど、やはりコロナの3年間で様々な行事が中止になったことで地域の風通しが悪くなっているなあとは感じます。




子どもトラブル、騒音トラブル、ゴミ出しトラブル…と枚挙にいとまがないコミュニティートラブル。


普段から笑顔で言葉を交わす関係ならそれほどまで激昂したりカチンときたりってしないよね。




こういう地域の活動って効能が誰の目にも明らかってものではないし即効性もないけれど、無くしたらバランスが崩れてしまうというか…。

旧態依然のやり方を踏襲する必要はないけれど、サクッと無くして良いものでもないのかなと思っています。


ほそぼそと続いてきた地域の仕組みもコロナ禍で寸断されて風前の灯。時代の風に合わせて軽やかに継続できる方法はないものかと気を揉んでおりますよ。




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