朝起きて「お昼用にパン焼こ! 」って気分になるとき、たまにあるんです。
キッチンでスペースを確保して捏ね台出して…ってうだうだ考えてるうちに間に合わなくなってしまうことがしばしば。
なので、捏ね台を使わずに済む「捏ねないパン」はとっても魅力的。ボウルの中でミキシングから一次発酵までの工程を済ませてしまうのでね。
3連休の最終日、天気も悪くて外に出る気にはならないのでお昼ごはん用に「捏ねないパン」を。
捏ねないで済む分、グルテンの形成助けるために時間がかかります。
材料を混ぜたら少し時間を置いてパンチしてまた置いて…と時間がかかるので、今回は朝7時ごろからチクチクと開始してみました。
粉・砂糖・塩・イーストを一つのボウルにガーッと計量して水分入れてゴムベラで混ぜ始めたはよいのだけれど。
??? なんだかブツブツが。
材料がひとまとまりになるまで混ぜる→放置→パンチ→放置→パンチ→放置…とここまで約1時間。
膜はできるんだけど、いつもの生地とは明らかに「ツルッと」感が違うの。表面にブツブツしているのはその形状からイーストの溶け残りっぽい。
どうしようもないのでそのまま一次発酵に進めちゃったけど、ふんわりと赤ちゃんのほっぺのような膨らみにならず。
フィンガーテストとして人差し指突っ込んだらねちょ〜ん。
テンションだだ下がりですがそのまま16分割&丸め直して一応ベンチタイム。
15分後に丸め直してスクエア型に入れて二時発酵。イースト量が少ない配合と思えば良いのだと考え直し、30℃/1時間といういつもとはかなり違う低温長時間で高さが十分出るのを待ちました。
もうね、生地がダメダメなのは明らかなのだけど「失敗からも学ばねば」と、なんとか最後まで頑張ったよ。
焼き上がりはこんな感じ。とりあえず膨らんでパンらしくはなったんだけどね、表面がブツブツ。
ひとかけちぎって食べてみると、ふんわり焼きあがっていて思ったほど悪くはない。
でも、中身は「もっちり」と言えば聞こえは良いけどどちらかといえば「ネッチリ」で肉まんの皮みたいな感じ。
オーブンで焼いている最中の香ばしい香りがが感じられず、食べても小麦粉の香ばしさがイマイチ…。
ドライイーストがちゃんと溶けていないのが最大の敗因だと推測しちょっとググってみたら、このようなサイトを見つけました。
水と比べて牛乳や卵はイーストが非常に溶けにくいです。(中略)ベーグルのように水分量が少ない生地の場合もイーストを先に溶かす必要があります。
イーストが完全に溶け切る前に粉が水を全て吸いきってしまうことで、溶けるために必要な水分がなくなってしまうのです。<パン作りの教科書より>
事前にイーストを溶かす必要のない配合であっても、捏ね時間が短いレシピにおいてはイーストを先に溶かしておく必要があります。
特に「捏ねない」レシピだと、イーストが溶けきるために必要な混捏が出来ないため溶け残る可能性が非常に高いです。
この場合イーストだけでなく、砂糖や塩などの材料も混ざり具合が不均一になるため事前に溶かすことをオススメします。<パン作りの教科書より>
なるほど〜!!
今回は「捏ねない」レシピな上に水ではなく牛乳を使っているわけですからそりゃあうまく溶けていないわけだ。
イーストや砂糖をあらかじめ水(または牛乳)に溶かしておけば良いのか…。
もしくは、ABCのレッスンでやっているように使用する粉の半量でよーく混ぜてから残りの粉を加えればよかったんだわね。
これは絶対リベンジだわ!!
***************以下備考***************
【18cmx18cmスクエアパン使用】
・ 強力粉:250g
・ 砂糖:大さじ2
・ イースト:小さじ1
・ 塩:小さじ1
・ バター:25g(溶かしておく)
・ 牛乳:190mL
・ 一次発酵:室温(25℃くらい?)で1時間(途中パンチ2回)
・ ベンチタイム:15分
・ 二次発酵:30℃/50分
・ 焼き時間:200℃/17分
#手作りパン