図書館に行くとついついあれもこれもと本を借りてきてしまいます。
その他にも書評などで見かけた本も気軽に予約してしまうので、結局期限内に読み切れないハメに….。
今借りている『反省させると犯罪者になります』も一旦返却して借り直して読んでいるので、かれこれひと月ぐらい手元にあるんですよね。この本はタイトルが刺激的ですが、内容は大変に説得力のある興味深いものなので最後までじっくり読んでから返却しようと思っています。
タイトルが刺激的でびっくりしますが、問題行動を起こした人間に早急な反省を求めることの問題点を指摘するものでした。
形ばかりの反省のことばを引き出してもそれは表面的な反省に過ぎず、それどころか本来目を向けるべき問題の本質を見失わせ問題行動の原因となった感情を押さえ込んだまま問題を先送りするだけである、そしてそれが将来より重大な犯罪を引き起こすことになるつながると筆者は述べています。
事例の紹介も豊富でとても納得のゆく内容でした。世の中の教育に関わる全ての人が是非読むべきだと思います。悪事を働いた生徒に反省文を書かせることが如何に無意味なことか、それどころかとても危険だということが分かりやすく書かれています。
このところバドミントンの桃田選手の賭博騒ぎが連日報道されていますが、丁度この本を読んでいるところへ彼の謝罪会見をテレビ報道で見たので、もしかしたら心の中では先輩の田児選手への逆恨みやバレてしまったことへの不満を抑圧したまま表面的な反省の姿を見せているのではないか?と心配になってしまいました。
その他現在借りている本をメモ。
『図書館情報資源概論』レポート用の参考資料として3冊
NHKの100年インタビューから小沢征爾さんの回の書籍化。