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ものぐさキャンプ料理のコツ

昨日の朝方だけ強い雨と風にびっくりしましたが、爽やかな初夏らしい日が続きますね。


我家も近場の山で一泊のキャンプを楽しんできました。家族全員の予定を突き合わせると、2日の夕方下校する下の子を待って出かけ、翌日には帰宅せねばなりません。

現地に到着する頃には暗くなってしまうので、昼間のうちに買物を済ませ食材の下ごしらえもしてから出発です。

現地に到着したら予想通りあたりは真っ暗です。まずはランタンと懐中電灯の明かりを頼りにテント設営組と食事準備組に別れて作業開始。なんとか落ち着いて夕食にありつけたのは8時過ぎでした。

災害時の訓練もかねてのキャンプと心得て、子供たちにもなるべくいろいろなことをやってもらいます。

若い頃から20年以上使い続けているテントやキャンプグッズについては、弱々しい明かりの中でも難なく用意できるのですが、普段オットまかせの家庭用BBQスタンドの組立なんかは私にはさっぱり分かりません。

やはり道具は普段から使っていないと、イザという時にダメだなあと実感。

ガスカートリッジ式のキャンプ用シングルコンロは、大人にとってはなんていうことのない道具ですが子供たちはおっかなびっくり。それでも上の子はお湯を沸かすくらいの作業はなんとかこなせるようになりました。

あとは火遊び好きの下の子がたき火の用意。河原の石で焚き火スペースを作り、手頃な太さの流木や焚き付け用の小枝を拾って来て上手に組み上げていきます。

BBQ用の炭が良い具合になるまでの間に、私はガスバーナーでお米を炊いて待ちます。

普段も鍋でお米を炊いているのですが、薄いアルミのコッヘルで火口の小さなガスバーナーを使っての炊飯はなかなか難しいもので、底の方は焦げ気味なのに上の方は芯があるというイマイチな炊きあがりに…。

一方BBQの材料の方は、焼き鳥は串刺し作業を終えた状態で、また野菜もすべて洗ってカットして持って行ったため包丁もまな板を出す必要はなし。火の用意さえできればあとは焼くだけでしたので夕食の準備はとってもラクチンでした。



翌朝はダッチオーブンにジャガイモ・カボチャ・玉ねぎ・ベーコン・人参をギュウギュウに詰めて蒸し焼きにします。

ジャガイモは新ジャガだったので洗っただけで皮はむかずに、人参・カボチャは少し大きめのひとくちサイズに切りジップロックに詰めて持ってきたものです。ジャガイモは皮付きでまるのまま鍋の一番下にゴロゴロ並べます。隙間に人参とかぼちゃを詰め込み、前夜のBBQで残った玉ねぎを鍋の一番上に並べました。

最後に1cm幅ほどに切ったベーコンを散らし、塩胡椒。上からオリーブオイルをたっぷりとまわしかけて焚き火脇に置いたらあとは待つだけ。

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焚き火の火を落とさないように目を配り、時々鍋の向きを変えて全体に焚き火の熱があたるようにしながら放置すること1時間ほど。ほくほくで美味しい蒸し焼きの出来上がり。(実は、出来上がりを待ちきれずにカップラーメンて朝イチのお腹を満たして待っていたんですけどね。)

意外にもカボチャが一番人気でしたよ。ジャガイモはちょっと淡白だったのでマヨネーズをかけて。玉ねぎの黒こげが少し心配でしたが、鍋肌に直接触れないように気をつけて詰めたのが功を奏してほとんど焦げ知らずで全体にちょうど良く出来上がりました。

玉ねぎを皮つき丸ごと入れても良いのでしょうが、食べる時に皮をよけるのが面倒なので私は剥いてから派です。

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ものぐさな私は水場の不自由なキャンプ生活での洗いものは極力減らしたい。材料を洗ったり汚れた包丁やまな板をイチイチ水場まで運んで洗わなくても済むように考えて行き着いたのが家でなるべく下準備してしまうこと。


冬場なら保温鍋にけんちん汁の材料を全部仕込んで出かけるというのも定番です。現地につく頃には良い具合に出来上がっていて、あとは茹でうどんを加え再度火にかければあっという間に食事にありつけるという具合です。

パン焼き機でこねた生地を小分けにして丸めた状態でタッパーに詰め、道中自然に発酵させたものを現地でスキレット焼いて食べるのも好評。

温めるだけのレトルトカレーなら現地に到着してすぐにお昼にできます。邪道かもしれませんがカセットコンロを使えばガソリンツーバーナーよりも火の扱いが楽なので、子どもに任せることもできるしね。

男の出番とばかりにお父さんが腕を振るってくれるお宅でも、下ごしらえはお母さんというケースは多いのではないかしらね。出かけた先でまで食事の支度に追われるなんてまっぴら!と思うご同輩には是非とも慣れた自宅の台所でできるだけ準備してしまうことをオススメします。現地で生ゴミが出ないというのもGOODです。



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