借りつつ返しつつの自転車操業的読書【読書メモ】
仕事の参考書として。最近のおしゃれな雑誌やフリーペーパーのレイアウトデザインがてんこ盛りで、手元に置いておきたいくらい。
高校生や大学に入ったばかりの学生さん向け。高校までは先生が手取り足取り面倒見てくれたけれど、大学生はそうはいかないよ、というお話。おこちゃまのまま大学生になってしまった学生が多いと、講義の成立さえ難しくなるという末期的な大学の様子が書かれていて愕然。
大学で図書館学を教える著者とゼミ生とのあれこれ。卒業後の教え子たちが、当時の思い出や現在の仕事、司書という仕事について語っています。
著者は同世代の酒井順子さん。世代論を熱く語るのってもしかしたらバブル世代の特徴なのかな。私も結構『世代』で色分けしてしまう傾向があるのですが、私より若い人たちにはあまりそういう傾向がないような気がするんですよね。
酒井さんの語り口というのはいかにもバブル世代。当然、中年になりつつある女性の気持ちの表現はとてもリアル。あまりにも身につまされてしまい読んでいると気持ちが萎えてくるのです。途中まで読んだらげっそりしてきて、結局最後まで読めませんでした。
いろいろな分野での第一人者が高校生に向けて行った講演をまとめたもの。既に何冊か出ているようです。大学で教鞭をとる先生が学びとは?研究とは?と分かりやすく語りかけていてとても読みやすい。YA世代にとってもお薦め。
家計管理術。結婚したばかりのカップル、子どもが生まれたばかりの若い夫婦、子どもの教育費のかかる中年夫婦、などケーススタディ形式で書かれています。結局は、それぞれのカップルがお金と幸せのバランスについて同じ価値観を持つことが大事だということに行き着くので、そこへ至るまでのコミュニケーションをどうやって取るかが最大の課題だと感じました。
内田麻里香さんの身近な科学のお話。料理・洗濯・掃除などを科学的な視点で語ってはいるのだけれど、読者の科学的知識をどの程度に想定しているしているのかがよくわからない。ある程度科学を理解している大人にはつまらないし、子どもには難しいような気がしました。
図書館サービス論用の参考図書として。