月曜日の『電気と音楽』というテーマのラジオ番組を聴きながら、震災当時のことを思い出していました。。
電気といえば、私が小さな頃は結構頻繁に停電がありましたけれど最近はめっきりなくなりましたね。
落雷で停電してもすぐに送電が切り替わるのでしょうか、あれ?っと思っているうちに復旧してしまいます。
ですから、2011年の震災では久々に電気のない毎日を過ごし、自分の生活がこんなにも電気に頼っていたのかと改めて思い知らされました。
まだまだ寒い時期でしたが、暖房のメインである薪ストーブは余震が恐くてちょっと使う気になれませんでした。
ならば灯油のファンヒーターをと思ったら、電気がないと働かないのよね、あれも。
結局のところ暖をとるのに一番活躍したのは物置に眠っていた古いアラジンストーブ。
オットの実家でいらなくなったというので貰ってきた年代物で、子どもたちが『おじいさんストーブ』と命名。
50年以上昔のものだそうですが、分解掃除をしたらちゃあんと使えましたよ。たまたま芯は新しいものを購入して交換してあったおかげで、あの年の3月には随分と活躍してくれました。
幸いにも台所はプロパンガスでしたから煮炊きには困りませんでしたが、意外な盲点が給湯設備。
燃料は灯油なので点火さえすればお風呂も台所もお湯が使えるはず。ところがコントロール系が電気なのでボイラーのスイッチが入らない。
考えてみたら、ガスコンロもコントロールに電気を使うタイプだったら使えませんでしたね。
幸い復旧が早かったので、冷蔵庫や洗濯機が使えない不便は数日で済みましたが、電気以外のエネルギーへの分散を心がけていたはずの我家でさえこの有様。
何事もない日々が続くとつい忘れてしまいがちなのですが、毎年この時期が来ると文明の利器に頼らずとも生活できる術を身につけておかなくちゃ!と思います。
電気のこと以外にも、あの時のことを書き出すとキリがありませんね。